【プレイ感想】アーマード・コアVI ファイアーズ オブ ルビコン

PS5『ARMORED CORE VI FIRES OF RUBICON』をクリアしたので 軽いレビューです。

<--以下ネタバレもあるので ご注意ください-->

 

ジャンル:アクション

傭兵として様々なミッションをこなしながら 稼いだ報酬でパーツを組み合わせ

自分好みのロボットを作って ストーリーを進めていくアクションゲーム。

フロムのゲームはデビュー作のキングスフィールドから遊んでいたものの

ACはやっていなかったので シリーズ初プレイです。

 

鉄臭さ溢れるハードなアクション性

操作自体は快適で スピード感あふれるアクションが直感的にできてとても爽快。

……が それを邪魔する要素がいくつかあって 少しもったいないと思いました。

 

基本システムにスタッガーというものがあり これは仁王などでもある

「スタミナを奪って一時的にダウンさせる」系の要素なのですが

強めの敵になると スタッガー状態でないとまともにダメージが入らないため

追撃武器のリロード時間なんかも考えながら いかにスタッガーに持ち込むかを

考えつつ戦わないといけません。

しかも このスタッガー状態は自機もなるんですよね。自機は数発で破壊される

くらいの低耐久なので カチカチのボスと比べて不公平な感じがしなくもない…

またこちらは残弾数が決して多くはなく ミッション中に弾切れしないように気を

使いながら戦わないといけないのに おそらく敵は無制限で気にせず攻撃してくる。

この辺りに 少々ルールの不公平さを感じなくもないです。

 

また 本作は攻めの姿勢を推奨しているようです。

というのも 敵のミサイル等を完璧に避けるのが難しく ブーストを吹かしていても

少しずつ耐久が削られてしまい 耐久の高いボス相手に様子見の射撃戦をしていると

ジリ貧になるため「やられる前にやる」という短期決戦を狙う必要があります。

そのために好きな武器だけで戦い抜くのは少々厳しく 時には妥協して強武器を

使う必要も出てくるので 自由度が損なわれてしまうのが勿体ないと思いました。

 

 ▲例えば このボスは頭上でホバリングしてグレネード類を打ち込めると楽勝ですが 両方ない場合は…

 

死にゲーという感想も出ていますが 実際大ボスはかなり強めです。

単に攻撃パターンを覚えないと厳しいというだけでなく

「こういう武装で弱点をつくのが有効」というのが決まっている感じなので

初見プレイでは「そもそも武器がないため一度ミッション放棄してやり直し」と

なってしまいがち。アクションRPGではないため レベルの概念もなく

自分のPSと武装のみが頼りとなってしまうのも 厳しいところですね。

 

マルチ要素の物足りなさ

マルチ要素が対戦モードのみで しかもルームを作って遊ぶタイプ。

協力系のマルチもあれば楽しかったんじゃないかと思うし

ボスを死にゲーと呼べるほどの強さにするなら

助っ人を呼べる機能があったほうが 親切だったかもしれませんね。

色々なミッションや周回要素もあるとはいえ 大ボリュームというわけでも

ないので マルチで長く遊びたかった…という意味です。

 

色々言ってますが これだけ爽快に動かせるのは ロボットアクションとしては

かなり楽しい部類のゲームではないかと思います。

「ロボット好き」「試行錯誤して強敵に挑む」系のアクションが

好きな方は ハマるのではないでしょうか。

あとは マルチに追加のアップデートがあるといいなぁ…